
「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。
(今回の質問)
炊飯器のふたを開けると多くの水が内釜に落ちてきます。どうやって対策すればよいでしょうか?
(回答)
基本的にはよくあることです。ただし、あまりに水分量が多い場合は、洗浄が不足している可能性があります。
基本的にはよくあること。垂れてしまうのも問題はないです
そもそも、炊飯後にふたを開くと内ふたから水が垂れること自体、よくあることです。これは、炊飯時に発生した蒸気が内ふたに付着しているため。炊飯中に発生した水分なので、これが内釜の中に垂れてしまうのは問題ありません。炊き上がったご飯と一緒にまぜてほぐしましょう。その際、炊飯器のフレーム部分に水分が落ちてしまうこともあります。特にヒンジ部分には構造上水がたまりやすくなっています。この場合は、キッチンペーパーや乾いた布などで拭って取り除きましょう。炊飯直後にふたを開けるのではなく、5~10分時間を置いてみるのも1つの方法です。
そのほか、「エコ炊き」モードなど、多くの水分が発生しやすいモードもあります。気になる場合は別の炊飯モードを試してみるのも1つの手です。
落ちる水分があまりに多い場合は?
あまりにも多くの水分が垂れてくる場合、内ふた(ふた加熱板)や蒸気ふたなどに汚れが付着して、蒸気が漏れている可能性があります。また、内ふたが正しく装着されていないことや、破損していることも、蒸気が漏れる原因になるので注意が必要です。そのような場合には、内ふたや蒸気ふた、内釜などをきれいに洗い、縁にご飯粒や汚れがついていないか、パッキンなどの破損、各部品の変形などがないかを確認しましょう。部品に不良がある場合はメーカーに連絡して交換部品を取り寄せるとよいでしょう。
また、蒸気が漏れている場合、置き場所にも注意が必要です。炊飯器の設置場所を変えて、蒸気が棚などに当たらないようにしましょう。周辺に蒸気がたまってしまうような場所に置かないことも大切です。
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この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。